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              いつの間にか大人への扉は開かれた 
              準備もできてないまま 
              背中を押されてから 
               
              失うことばかり増えてゆく気がして 
              時々 ものすごく不安になったりするよ 
               
              恋や夢や 昨日の事や 
              傷つけた人たち思うたび 
               
              どれほどの 涙流れても 
              止まることのない世界 
              立ち尽くしたら 今 
              何が見える? 
              この手には何が残ってる? 
               
              小さな時に見たあの美しいもの 
              誰かがこんな話 聞かせてくれたっけ 
              夕焼け前の空 
              雲間からのびてくる光線は 
              神様が降りて来る道だと 
               
              今でも そんなふうに見えるよ 
              この街の小さな窓からでも 
               
              背中に羽根などないから 
              歩いて行くしかない 
              この足は小さく 
              進んでいるのかさえ 
              分からなくなるけど 
               
              とめどなく溢れてくる 
              涙とか孤独さえ 
              大切に抱えよう 
               
              どれほどの 涙流れても 
              止まることのない世界 
              この足で 明日へ 
              迷わずに行けると信じているから  
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